講義・セミナー

医学共通講義III - 機能生物学入門

生体がどのようにして機能を発揮するかという根源的な問題の解決には、様々な角度からのアプローチを有機的に連結していくことが必要です。本講義では、中枢神経系の機能発現メカニズムを中心として、以下のテーマに関連した研究を紹介し、どこまで解明が進んでいて、今後どのような研究が必要なのかについて解説されます。記憶形成・想起メカニズム、記憶・学習の分子機構、嗅覚機能の細胞分子メカニズム、視覚受容の細胞メカニズム、シナプス伝達調節機構、グルタミン酸受容体の分子機構、細胞内カルシウムシグナル機構、発生・分化の分子機構など。

場所 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室

大学院講義ですが、興味のある方は自由においでください。

医学科・薬理学講義

薬理学は、薬物と生体の相互作用を研究する学問です。薬物は、診断・治療に使われるほか、研究にも多用されており、薬理作用に対する基本的な知識は医学を学ぶうえで極めて重要であると言えます。講義と実習は、システムズ薬理学教室(旧薬理学第二講座)と協力して行い、薬物の薬理作用を理解するための基本的事項を中心に講義を行い、さらに実際の動物や組織を用いた実習によって薬理作用をまのあたりにしてもらいます。講義では、基本事項に加え、薬理学に関連した第一線の研究も紹介していきます。実習は、高密度の指導が受けられることで評判であり、最新の研究を反映した内容も取り入れています。

薬理学の講義では、当然、薬物の種類と作用・副作用などについて解説が加えられるわけですが、これらを羅列的に覚えることを期待もしていませんし、それではすぐに興味が失せてしまうでしょう。むしろ、生理・生化などの基礎に立って、薬物と生体との相互作用を理解する考え方を学ぶことによって、理解も深まり一段と興味深いものになります。このような視点は教科書では十分に触れられていないことが多いのですが、講義では重視したいと考えています。

細胞分子薬理学教室では、医学科の学生のフリークオーターを積極的に行っています。第一線のリサーチに直に触れることのできる貴重な体験です。世界中で君しか知らない現象に巡り合う可能性も十分あります。フリークォーターのambitiousなテーマ例(Conservativeなテーマもあります)

細胞内シグナリングをリアルタイムに可視化する

細胞内シグナリング分子は本当にいつ,どこで,どの様に働いているのか?現在では、カルシウムイオンなど一部のシグナルについてしか細胞内でのダイナミックな動きを”見る”ことができない。他のシグナル分子を”見る”ため,新しいプローブが今,必要とされる。遺伝子工学的手法を駆使し、シグナル分子可視化プローブを分子設計し,細胞内シグナリングの可視化に挑む。